春の旧古河庭園へ、お散歩気分で訪れてみませんか?
春のぽかぽか陽気に誘われて、東京都北区にある「旧古河庭園(きゅうふるかわていえん)」を訪れてきました。四季折々の景色が楽しめるこの庭園は、特にバラの季節が有名ですが、今回はあえて“春の桜”を楽しむお散歩コースとしてご紹介します。
旧古河庭園といえば、洋館と日本庭園が見事に調和した落ち着いた雰囲気の名園。でも実は、園内にはあまり桜が多くないんです。ところが、上中里駅から旧古河庭園へ向かう徒歩ルートには、春ならではの桜が美しく咲いていて、ちょっとしたお花見気分が味わえました。
しかもこの道中、コンビニがほぼないので、事前に買い物するならマルエツが頼り。この記事では、実際に歩いてみた感想を交えながら、アクセスや桜の見どころ、寄り道情報まで詳しくお届けします。
旧古河庭園の最寄り「上中里駅」からのアクセスルート解説
旧古河庭園の最寄り駅は、JR京浜東北線の「上中里駅」。地図で見ると庭園にかなり近い場所にあり、徒歩7〜10分ほどで到着します。駅の北口を出てからは、ゆるやかな坂道や住宅街を通るルートで、初めてでも迷いにくいのが嬉しいポイント。
ちなみに、もう少し歩けば東京メトロ南北線の「西ヶ原駅」からもアクセス可能。ただし、より近くてスムーズなのは断然「上中里駅」から。都心からのアクセスも良く、気軽に訪れられるのが魅力です。
旧古河庭園の前に立ち寄りたい、道中に咲く桜並木
庭園内の桜は控えめ…とはいえ、がっかりするのはまだ早い!むしろ見どころは“その前”にあるんです。上中里駅から旧古河庭園に向かう道の道路沿いや公園のわきに美しい桜並木が点在していて、思わず足を止めたくなるほど。
特に印象的だったのは、旧古河庭園の手前、北区立滝野川公園周辺のあたり。歩道沿いに咲く桜がまるで春のトンネルをくぐっているかのような気分になります。
観光地のような人混みはなく、地元の方がのんびり散歩している程度。静かな住宅街に咲く桜だからこそ、落ち着いてゆっくり楽しめます。これはまさに“知る人ぞ知る桜スポット”。
道中にコンビニはなし!必要なものは「マルエツ」で調達を
ひとつだけ注意したいのが、上中里駅〜旧古河庭園の道中には、コンビニがほとんどないという点。ちょっとしたお菓子や飲み物を買いたくても、「あれ、どこにもない…?」なんてことになりかねません。
そんなときに頼りになるのが、上中里駅すぐ近くの「マルエツプチ 上中里店」。駅を出てすぐの場所にあり、パンやおにぎり、ドリンク類はもちろん、お花見気分でつまみたいおやつも手に入ります。
先にここで買い出しを済ませてから向かうのが正解です。ゴミ箱は旧古河庭園内にあります。
旧古河庭園の楽しみ方と、桜以外の見どころ紹介
旧古河庭園といえば、やはり見逃せないのが歴史ある洋館と、手入れの行き届いた日本庭園。洋館は大正初期に建てられたもので、まるで映画のワンシーンのようなクラシックな雰囲気。日本庭園側は池泉回遊式で、池の周囲をぐるりと歩きながら季節の草花を楽しめます。
春の時期は、ツツジやユキヤナギが彩りを添えてくれます。バラ園は5月頃が見頃なので、今回訪れた時期はまだ準備中といった感じでしたが、それでも庭園内を歩いていると、穏やかで癒やされる時間が流れているのが感じられました。
桜が目的で訪れると少し物足りなさを感じるかもしれませんが、庭園内でのんびり過ごすことで「都会の中の静寂」を楽しむことができます。ベンチに腰掛けて読書をする人や、写真を撮るカメラ愛好家の姿もちらほら。天気の良い日は特におすすめです。
【旧古河庭園 基本情報】
-
開園時間:9:00〜17:00(入園は16:30まで)
-
休園日:年末年始(12月29日〜1月1日)
-
入園料:一般150円、65歳以上70円(小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料)
春の徒歩旅、上中里駅から旧古河庭園へゆるっとお出かけしてみては?
旧古河庭園と聞くと「洋館やバラの庭園」というイメージが強いですが、春の季節、駅からのんびり歩くことで見えてくる景色もまた格別です。
上中里駅からの静かな住宅街ルートは、観光地のような賑わいとは無縁で、のんびりと桜を愛でながら歩ける、隠れた名スポット。途中のマルエツで飲み物や軽食を調達すれば、小さなお花見ピクニック気分も楽しめます。
季節によっていろんな表情を見せてくれる旧古河庭園。春の「桜の道中散歩」から、次は初夏の「バラの季節」にもまた訪れてみたい、そんな気持ちになる一日でした。